服作りは布に命を与える魔法である

:センスを創る洋裁教室”ハリアナlab.”講師の山本純子です:

ここ数日、何年も家に眠っていた布をようやく引っ張り出してきて仕立てておりました。
その中で改めて、服作りは布に命を与える魔法だと感じました。

昨日まで、暗いタンスの中で、しわくちゃに押し込まれていた布たち。
服になった彼らは、布の状態で見たときとはまるで別人。
すごく喜んでもらえている気がしました^^

 

私は、パターンをひく時もミシンをかける時も、
まるで魔法を操っているかのような感覚を味わいます。
その感覚がめちゃくちゃ楽しくて、病みつきになって、更にのめり込んでここまできました。

そもそも、洋裁が魔法であるという発想は、
専門学校の時の担任の先生から教えられたもの。
若い女性の先生でしたが、かなりキャピキャピ感の強い方で(正直苦手でした笑)、
「自分で魔法操ってるみたいで超楽しいじゃん~♪♪ルンルン♪♪」
ってよくゆーてはりました。

当時の私は、
うわぁ~…今日もキャピキャピしてんなぁ~…( 一一)
と白々しい目で見ていたのですが(笑)、
今ならその楽しさを生徒と共有したかった先生の気持ち、すごくわかります。

後々気付いたのは、魔法っていうのは、
自分の思考と手が一致していく感覚そのもの、ということです。

空想の世界のそれを形にするために、
どんなツールを持って何の呪文を唱えればいいかがわかること。
使うべきツールの特性や一番ポテンシャルを発揮できる使い方を知ってること。

これってもうハリー・ポッターの魔法の杖と一緒でしょ!(笑)
杖の使い方を学ぶために彼らも魔法学校に通ってた訳です。
私が教えているのは洋裁であり、
魔法のようになんでも創り出せる呪文とかではないですが、
不可能を可能に変える、というところでは同じではないでしょうか。^^

是非、皆さんも、
目の前にある布に命を吹きこむという体験、してみませんか・。*゜