[講師作品]シルクデシンティアードスカート

:センスを創る洋裁教室”ハリアナlab.”講師の山本純子です:

やったあ~~完成^^!
シルクデシンのティアードスカートです!
想像以上に可愛いものができた!!
ウエスタンな雰囲気の柄が、
編み上げつきのトップスとの相性抜群です^^

実はこの生地、昭和の時代からタイムスリップしてきたものなんです!!

私の祖父祖母は、
昔淡路島でお仕立て屋さんをしていました。
私はその影響で服を創り始めたというわけではないのですが、
なんだか、血筋というか、運命的なものを感じずにはいれません。

当時のお店で扱っていた生地の在庫が
今もたくさん倉庫に残されており、
この生地もそこからいただいてきたもののひとつです。

年季の入ったタグ。
当時で6,800円/mって、
今で言ったらとんでもない金額になると思うのですが(;゚Д゚)
おそらく、ジャケットやコートの裏地に使っていた生地だと思われ。
そんな時代にこんなモダンな柄の生地があったなんてびっくり。

既製服がなかった時代。
洋服は自分サイズにあつらえてもらうことが当たり前だった時代。
皆さん想像できるでしょうか?

持てる服の数は少なかったとしても、
ある意味、現代の人よりも上質なものを着れて、更に
洋服を着るという幸福感に溢れた時代だったのかもしれません。

時代の流れで、国産の生地メーカーは次々と廃業していきました。
長い間、倉庫に眠っていた生地たち。
令和の時代になった今でも、
その布たちは当時のままの姿で私に服を創らせてくれます。
正直、国産でこんなクオリティの高い生地は今ではなかなか手に入れられません。
創りながら、当時の日本の養蚕、紡績の技術のすばらしさを
改めて身に染みて感じました。

裾回り7m越えの大作です!!
生地は5m丸々使い切りました。
風でなびくシルエットも素敵^^
シルクだから夏も快適に着れそう~♪
今度おばあちゃんに会う時はこれを着て行きます^^覚えてるかな?