生地が伸びてしまった!正しい対処法
:センスを創る洋裁教室”ハリアナlab.”講師の山本純子です:
縁かがりで、ロックミシンやジグザグミシンをかけたら
生地端が伸びてしまった!
縫い合わせる2枚の布の長さが合わなくなってしまって…
さぁこんな時あなたはどうしますか??
『せんせ~長さが合わないので、 長い方切っちゃっていいですか?』
これ週に1回くらいは生徒に言われる気がするのですが、(笑)
”飛び出た方を切ってしまう”
これが一番やってはいけないことです!!!
綿生地を裁断前に水通し。
型紙は正確。
裁断もきっちり型紙通りにできた。
そこまでできていたらもう半分以上完成したようなものです。
それなのになんで 長さが合わないなんて おかしなことが起こるんでしょう?
アイロン、ミシン、あれこれ触っている間に
生地はどんどん変形していきます。
伸びたり縮んだりする。
でも、初心者の方に まず頭に入れておいていただきたいのは、
作り始める前の生地の状態が一番正確であるということ。
変形してしまったら、 そのまま進めるのではなく、
スチーム多めのアイロンを
少し浮かせた状態でかけて
元の状態に戻してあげてください。
生地だって
変形している=無理をしている状態なので
元の居心地のよい形に戻ろうとします。
ずれる度にあっちもこっちも
飛び出たところを切りそろえていると。…
やっと完成!して洗濯してみたら…
あれ、なぜかアシンメトリーなデザインに。(爆)
明らかにこれは 変形を無視して縫い進めた、
もしくは そもそも作り始める前の生地が変形していた、
のどちらかですね。
裁断まで正確にできていたら
こんな珍事件は起きないはずです^^;
飛び出たところを切りたくなる
気持ちはとてもわかるのですが、
そこはぐっとこらえて!
裁断までは絶対に正確にできている!!
という自分を信じて疑わないことがまず第一歩です。(笑)