実際にあるらしい。「着れるものが作れない」洋裁教室
今日も毒舌でいきます。w
2020年後半はこういうブラックなキャラも出していこうと思います。笑
体験レッスンやご見学に来られる生徒さんで、
以前、もしくは現在他の洋裁教室に通われている、
または過去に通っていたという方が時々いらっしゃいます。
何か思うところがあって、
以前のところでは続かなかった、
他の教室に変わりたい、という方々。
純粋に、洋裁教室をやっている身として
生徒さんがそういう風に感じられた理由というのはとても気になります。
気になって、その理由を尋ねてみると、
かなりの高確率で驚きの回答が返ってくるんです…
それが
「前の洋裁教室では、着れるものが出来上がらなかった」
ということ。
えっ
洋服創ってるのに、着れるものが出来上がらない…?!!
訳が分かりません。(笑)
でもこれがどうやら本当にある洋裁教室の怖い話みたいです。。
以前の教室で創りかけていたその着れない代物を
生徒さんに実際に見せていただいたことは、過去に幾度となくありますが、
あー、いやぁー、、
これは確かに着れないね。(;・∀・)
と、どれも納得でした。
サイズが合ってる合ってないとか、そんな簡単な話ではない。
もちろん、生徒さんの洋裁技術の問題ではない。
一応腕は通せるし、肩に布は乗っかってる。笑
それが”服”になっているという定義であるなら間違ってはいないんですけど…
まじでこの教室の先生は
”出来上がるまでのこと”しか考えてないな。っていう。
「着ても着なくても、縫いあがったからこれは服でしょ。」
そう、これだから…
趣味の洋裁はダサいというレッテルを張られるんだよ…!!!
だから本当の洋裁の価値が伝わらないんだって…!!!
私はずっとずっと、いつもいつもこれに悩まされ、
歯がゆくてどうしようもない、この気持ちをどうすれば払拭できるのか
それを追い求めて洋裁教室の講師をやってきたんです。
趣味の洋裁に限らず、アパレル業界全体に言えることですが、
ファッションを楽しむことと、それを創るという魅力、
これが圧倒的に乖離しているという現実があります。
ファッション大好きな人は、大概創ることは苦手。
創ることが大好きな人は、職人というプライドがあるのか、
大概自分のおしゃれには無頓着。
事実、私もお恥ずかしながら、元はというと
ファッションにはほとんど興味がないというか、疎くて、
でもミシンをかけたり型紙を創ったり、その”創作”を愛している側の人間でした。
そしてそれになんにも疑問を持っていなかった。
最初は、ビジネスのために必要に迫られておしゃれしてやった、
くらいの感じでしたが、
私はここで本当に大きく変わったんです。
今まで自分の中で乖離しきっていた
”ファッション”と”創作”が繋がることが
こんなにも大きな幸せになるなんて…!!!
アパレルに関わる仕事をしていながら、今までの人生
こんな素晴らしい世界を見て見ぬふりをして生きてきたのか…と
大!大!!大!!!後悔した訳です。
だからこそ、私は、
”創る喜び”と”仕上がったものを着る喜び”を乖離させた
伝え方を生徒さんにするのは、ほんとに、ないなって思っています。
やはり洋裁教室は”創る”というところにフォーカスしている場所なので、
結果、ファッション自体に興味がある人が少ない傾向にあります。
でもちょっと考えてみてください。
ファッション大好きな人が、
自分の思い通りのものを意のままに創れたらどれだけ楽しいでしょうか。
創るのが大好きな人が、
”おしゃれ”を通して自分が別人みたいになれる喜びを知れば、
自分が最高に輝ける素晴らしい一着を仕上げられると思いませんか?
私は服というものを軸に、この
”ファッション”と”創作”というこの2つの要素を統合することを
教室の最大のコンセプトにしています。
教室の数だけ様々な考え方、教え方があって然りですが、
今あなたが洋裁教室を探しているなら、
何が洋裁を習いたい最終目標なのかをしっかりと考えて教室を見極めてください。
私の考え方に共感してくださる方がいらっしゃれば、
是非ハリアナlab.にお越しいただきたいと思います。☆