心ときめくカーブ線を描く方法

:センスを創る洋裁教室”ハリアナlab.”講師の山本純子です:

パターンに初めて触れたほとんどの人が、
与えられたカーブ定規を見て、
この定規に沿った曲線が『正解』だと勘違いしてしまう。

でも、そのカーブ定規にある線、
本当に心がときめく形、してますか?

初心者ほど、パターンは自由であるべきだと思います。
子供のお絵描きみたいに描いてみた型紙も、
本当に形にしてみたら、
ものすごく面白いものができるかもしれない(^-^)

むしろ、カーブ定規の曲線に頼った製図をしているだけでは、
書いてみたい線と、それが実際服として機能する線なのかを
いつまで経っても答え合わせすることができません。

なぜなら、あなたがその曲線を描いた理由は、
定規がその形だったから。
つまり、あなたの意思はそこにない、ということです。

それならいっそのこと、教科書の型なんて無視して、
自分の好きーなカーブで、
なんなら、フリーハンドで!
思うよーーに書いてみて、
それからやっとカーブ定規で修正する。
そんな風に自由に楽しんでみてみようじゃないですかっ^^
そして、試作してみてください。

そこでやっとわかると思います。
逸脱できないベーシックの存在感や、
自分らしさが発揮できる部分が。

自分の心がどんな形に惹かれ、
どんな形に”違和感”を感じるか。
それを知ることは
パターンの個性や自分のセンスを磨く第一歩になると思います。