手引き製図の味が出る、0.〇〇mmへのこだわり

:センスを創る洋裁教室”ハリアナlab.”講師の山本純子です:

今日はオーダーいただいたメンズシャツのパターン制作。
ワンポイントで、玉縁ポケットをつける予定。
洗いざらしのタイプライター生地にこのポケット、絶対かわいい(^-^)

ポケットの幅を8mmか、9mmか、10cmか、、で迷い中。
え、そんなのほぼ同じでは?と思ったあなた。
方眼定規の最小単位はミリですが、 私は製図の世界の最小単位として
小数点第二位まで正確に計測して当然だと思ってます。

そもそも、シャーペンの芯の太さが0.5mm、
方眼定規の目盛りの線も0.5mmくらいはありますから、
そこも考慮した上で線を引いていかなければ
余裕で全体で5mmなんてざらにずれます。

 

私はシャーペンの線の太さ0.5mmのど真ん中、つまり
0.25mmのラインが目指している寸法の線になるように常に書いています。

 

…気持ち悪がらないでくださいね。(笑)
そのくらい、製図で線は繊細で美しいくあるべきものなのです。

 

0.⚪⚪mmまでこだわって書く線だからこそ、
手引き製図の味が出る素敵な洋服が出来上がる
そう思います(^-^)